「第35期 2024年9月期決算説明資料」解説と今後の展望
NEXYZ.Group IR担当のGOです📔
今回は2023年11月14日に発表した、株式会社NEXYZ.Group2024年9月期決算説明動画の内容を、書き起こしでお伝えします。
NEXYZ.Group 2024年9月期 決算説明動画
NEXYZ.Groupの近藤太香巳です。
2024年9月期は、売上高・営業利益・経常利益ともに2期連続で前年を上回ることが出来ました。
こちらの動画にて決算内容と、2025年9月期の業績予想について私の方から詳しくご説明させていただきます。
2024年9月期 決算概要
2024年9月期 連結決算概要
まずは決算概要です。
2024年9月期はスライドのとおり、売上高24,497百万円、営業利益1,189百万円、経常利益1,156百万円、当期純利益は606百万円となりました。
売上高が2期連続で創業来最高値を更新し、営業利益・経常利益ともに当初の予想を上回りました。
業績の推移(3期分)
直近3年間の連結業績の推移は、売上高・営業利益ともに順調で、
引き続き成長フェーズにあります。
2024年9月期 セグメント別業績ハイライト
セグメント別の業績ハイライトです。
エンベデッド・ファイナンス事業は、売上高が最高値を更新し増収増益。
メディア・プロモーション事業は、2期連続で売上高・利益ともに過去最高を更新しました。
2024年9月期 エンベデッド・ファイナンス事業
それでは、主力事業であるエンベデッド・ファイナンス事業、ネクシーズZEROのセグメント業績について、ご説明いたします。
商品別販売実績
主要な商品別の販売実績です。
記録的猛暑により、空調設備の売上が前年比で約1.5倍に増加。
来年以降も気温上昇が予想されるため、引き続き高い需要が期待できます。
売上の内訳
ネクシーズZEROの売上の9割は、金融機関や保険代理店からの紹介によるものです。
特に、金融機関からの紹介は全体の4割を占め、安定した売上基盤を構築しています。
金融機関からの紹介案件の特長
金融機関からの紹介案件は、1契約あたりの売上が他の案件と比べ
1.37倍と高く、解約率が半分以下でございます。
よって、収益性と安定性が確保できています。
販売パートナー提携の進捗
販売パートナーとの提携の進捗です。金融機関との提携数は、1年間で36増えて89となりました。ちなみに、直近の速報値では100が目前です。
保険代理店との提携数は、1年間で213社増加し開始から2年で600社以上との提携が進んでいます。
顧客の業種分類
ネクシーズZEROの導入顧客の業種については、農業法人が2倍、病院や診療所・介護施設が1.41倍、工場やビルが1.24倍と、幅広い業種で売上が増加しました。
売上計上の種類
ネクシーズZEROは(サービス手数料分の)売上計上の方法が2つございます。
ひとつ目は債権流動化により一括計上する方法で、ふたつ目は5年間にわたり分割計上する方法です。
リース債権残高
期末時点のリース債権残高は約32億円あり、こちらは当社の判断で流動化がおこなえます。流動化した場合、約10億円の追加利益の余地がございます。
営業拠点の拡大について
2024年9月期は、新拠点を8か所開設し、全国の営業拠点は36か所に拡大しました。地域に根差した事業展開を加速させていきます。
地域密着型の経営を強化
今年10月より、地域密着型経営を推進し11の地域子会社を設立しました。
地元企業や自治体との連携をさらに強化するため、53名の執行役員を任命しました。
2025年9月期 新たな取組み
2025年9月期の新たな展開として、工場向け大型設備の取扱いを開始しました。
1台数百万円の高額な設備を初期投資0円で提供し、工業分野の方々の生産性・競争力のアップに貢献してまいります。
事業の成長イメージ
ネクシーズZERO、エンベデッドファイナンス事業は、商業・農業・工業と
マーケットを拡大しております。
現在、中小企業の設備投資の市場規模は17兆円以上あり(※)当社の成長の余地はまだまだあると考えています。
まずは、2025年9月期に売上高200億円を突破し、近い将来、業績の最高値を更新してまいります。
(※)e-stat 法人企業統計調査 年度:2023年度 業種:全産業 規模:資本金1億円未満 調査項目:ソフトウェアを除く設備投資(当期末資金需給)より抜粋
CO₂排出量の削減実績
最後に、事業を通じたCO₂排出削減の実績についてご報告します。
2025年9月までに、200万トンの削減を目指しておりましたが、すでにその目標を、1年前倒しで達成しました。
引き続き更なる環境貢献に努めてまいります。
2024年9月期 メディア・プロモーション事業
セグメント業績 メディアプロモーション事業
ブランジスタの岩本でございます。
それでは、私からメディア・プロモーション事業の
決算内容につきまして、ご説明をさせていただきます。
ブランジスタの主力3事業全てが増益を達成。
期初に予定しておりました業績を上回り、2期連続で創業来最高の売上高・営業利益を達成することができました。
その中でも、プロモーション支援事業のアクセルジャパンが、好調に推移しておりまして、セグメント利益が6.5億円、78.4%増ということで、当社グループを牽引する事業として拡大をしております。
「アクセルジャパン」新規売上増加に向けた戦略
それではまず、大変好調なアクセルジャパンについてご説明いたします。
まず、今期の新規売上の増加に向けた戦略でございます。
新規売上の販路は、大きく分けてご覧の2つでございます。
ウェブ広告経由でのお申込みに関しては、効率的な広告運用によりまして契約企業は安定的に増え続けております。
今後の拡大を更に加速させていくためには、全国に多数存在する
未開拓の潜在顧客の獲得が、ポイントになると考えております。
これまで培ってまいりました営業ノウハウ、マーケティングノウハウを駆使しながら、拡大余地があるプッシュ型営業を強化してまいります。
「アクセルジャパン」提供エリアの拡大
このプッシュ型の営業を全国的に強化するために、中部・中国エリアの販売をスタートいたしました。これにより、全国の当社の拠点に営業担当の配置が完了いたしました。
さらに、全国各地の販売代理店の開拓を行い、新規売上の拡大を実現してまいりたいと考えております。
「アクセルジャパン」カスタマーサクセスによる好循環
次に、更新売上の増加施策についてでございますが、顧客満足の向上を目的とした専門部署による、契約クライアントへのサポートが大変好評いただいております。
様々なクライアントの活用データの蓄積・分析を行いまして、成功事例の共有や効果的な活用方法の提案など、定期的にクライアントのサポートを
行なっておりますので、高い満足度を実現しております。
更新率は想定を上回る好調な実績となりまして、売上の拡大に貢献しております。
さらに、新たに利用を検討される企業に対しましても、このデータをもとにした、具体的な活用方法、想定される効果などを提案することが可能ですので、獲得効率も向上しております。
更新売上だけでなく、新規売上の増加にも貢献できる、このカスタマーサクセスをさらに強化してまいります。
今期はプッシュ型営業の全国展開、新規売上の増加、そしてカスタマーサクセス強化によって、更新率を更に向上をさせ、更新売上の増加を実現いたします。
中小企業だけではなく、大手・中堅企業や自治体にも活用が広がっているアクセルジャパンの業績を、しっかりと伸ばし、事業の拡大を牽引してまいります。
「電子雑誌」エリアマーケティングの展開
ここからは、電子雑誌について、ご説明をいたします。
今期の広告売上の増加に向けて、エリアマーケティングの全国展開を実施してまいります。前期テスト的に、数カ所のエリアで実施をいたしましたが、営業効率が1.5倍に向上したエリアもございまして、今期は全国展開を計画しております。
エリアマーケティングで取り組んでいる内容ですが、ご覧のように、まず、旅色の編成部と営業部が提案するエリアを選定いたします。
そして、例えば大阪の万博特集など、そのエリアに最適なテーマを選定し、専用の特集ページを制作いたします。そのページには、事前にアクセスを集中させたり、専用のリーフレットや紙冊子なども準備いたします。
このような、提案がしやすい環境を事前に作ることによって、営業効率が向上したということでございます。
全国展開により、広告売上の増大を図りながら、地元企業と一体となって旅行者を呼び込むことにより、地域を活性化させてまいります。
「電子雑誌」インバウンドを意識したコンテンツ強化
そして、インバウンド対策の強化も行ってまいります。
先月発表がありましたように、今年9月までの累計訪日外国人観光客数がすでに、2023年の年間実績を上回り、増加を続けております。
コロナ禍を除いて、訪日外国人観光客数で毎回3位以内に入る、台湾の方向けに配信している旅色台湾以外にも、今期中に、多くの国の方々にご覧いただける英語版と、2019年には950万人以上が来日した、中国人の訪日観光客に向けた簡体字での配信も予定しております。
旅色台湾に関しましては、オリジナルコンテンツの配信を実施しており、宿泊施設などの掲載数が増加しております。
今後は、世界各地の旅行エージェントなどと提携を強化しながら、国内の民間企業、自治体への貢献と媒体力・獲得効率の向上を図ってまいります。
民間や自治体からの広告売上の増加を図り、更にはインバウンド対策を強化することによりまして、クライアントの満足度の向上、新たな営業販路の拡大を図ってまいります。
「ソリューション」新たな事業展開
次に、ソリューションについてご説明をいたします。
こちらは、新たに提供を開始した3Dホログラム映像の演出サービスでございますが、国内外での提供実績が積み上がっておりまして、増収に貢献いたしました。世界的にも、ニーズの高さを実感しております。
海外での提供は、引き続き拡大させてまいりますが、当社の全国規模の営業を活用した国内販売、特に自治体への導入支援を進めてまいります。
ソリューション事業の拡大に貢献する、新たな事業として成長を図ってまいります。
「ソリューション」海外企業との提携
次に、海外企業との提携についてでございますが、ECサポート関連の売上の増加を目的といたしまして、台湾の大手EC支援会社、H.H.GALAXY.CO.,LTD(TPEx:2949)との連携を発表いたしました。
HHギャラクシーのクライアントである欧米の大手メーカーなどが、日本のEC市場への進出を行う際には、当社のECサポート関連のサービスを提供いたします。さらには、日本企業のアジア圏向け越境EC支援も、同社と共同で行ってまいります。
将来的には、東南アジア各国での事業展開を視野に入れまして拡大を図ってまいります。
国内外の新規契約増加によるECサポート関連売上の拡大、そして開発・制作などの受託業務の拡販を図りまして、成長を図ってまいります。
以上でございます。
ブランジスタに、ぜひご期待ください。
ありがとうございました。
2025年9月期 業績予想
2025年9月期はスライドのとおり、売上高25,500百万円、営業利益1,500百万円、経常利益1,500百万円、当期純利益は700百万円の予想です。
売上高・営業利益・経常利益で、3期連続の増収増益を目指します。
2025年9月期 配当予想について
2025年9月期の年間配当金は、1株当たり20円の見込みです。
長期的に安定した配当方針を継続してまいります。
ウエルスアドバイザー主催 個人投資家向けIRセミナー
株式会社NEXYZ.Group(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長兼グループ代表 近藤太香巳 証券コード:4346)は、2024年11月19日(火)にウエルスアドバイザー主催の「個人投資家向けIR説明会」に参加することとなりましたので、お知らせします。
当日は、グループ代表の近藤が直接、業績や主力事業の展開について解説すると共に、皆さまからのご質問にお答えいたします。
申込締切日時
会場参加:11月18日(月)15:00
オンライン参加:11月19日(火)13:00までhttps://www.wealthadvisor.co.jp/stock/IR/meeting/detail241119.html
事前質問はこちらからお願いいたします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
この動画と書き起こし記事が、当社の業績と今後の展望についてのご理解の一助になれば幸いです。
2事業ともに増収増益の成長フェーズに入っており、決算発表をうけて投資家様からの質問や面談オファーも続々と入ってきております。
NEXYZ.Group(4346)・ブランジスタ(6276)ともども、引き続きご支援よろしくお願いいたします。
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