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【男性育休の本音インタビュー】もっちゃんの「教えてセンパイ!」vol.3

こんにちは!
NEXYZ.Group公式 採用note編集部です。

 今回の「教えてセンパイ!」第3弾では、NEXYZ.で育休を取得した男性社員に男性育休について取材しました!
ニュースで最近よく目にする【男性育休】ですが、私の会社にも男性育休を取得していた社員の方がいたとは!!
驚きです。 

 ちなみに、男性育休は令和4年(2022年)10月1日に改正された育児・介護休業法で新たに創設された制度になります。
(引用:厚生労働省「育児休業制度 特設サイト」)


▼質問者:もっちゃん
 入社2年目 総務部 人事課
 趣味:アニメ・ドラマ鑑賞
▼回答者:SUSUMUさん  (文中はSさん)
 入社20年目 (株)ネクシィーズ・テクノ 取締役
 趣味:ゴルフ・バイク
▼回答者:KYOUHEIさん  (文中はKさん)
 入社21年目 (株)NEXYZ. 業務本部 係長
 趣味:音楽鑑賞

回答してくださったKさん(左)とSさん(右)

「自己紹介をお願いします。」

KさんNEXYZ.業務本部所属、入社21年目のKです。当社のメイン事業である「ネクシーズZERO」のWEB問合せ担当として、主に50万点ほどの最新省エネ設備に関する問い合わせや申請の対応を行っています。
昨年からは「企業版ふるさと納税」を活用した寄附など、自治体とのやり取りが活発になっているので、そういった際に必要な申請の準備にも携わっています。
子供は先月1歳になりました。最近、支えなしで、一人で立つことができるようになりました!
つたい歩きのスピードが速くなってきたので、近々2本足で少しずつ歩けるようになりそうで、楽しみです。


Sさんテクノ社所属、入社20年目のSです。
新卒から入社して、現在はNEXYZ.社のサービスを民間企業だけでなく、地方自治体にも普及・導入させるための入札業務を担当しています。
子供は7ヶ月になり、離乳食を始めました。ゆらゆらしながらも一人でおすわりがもう少しでできるかな?という状態です。

毎日元気に保育園に通っていて、1-2か月前に買った洋服がすぐにサイズアウトしちゃうくらいすくすくと育っています。
いつか子供が大きくなったら、僕の父と僕と子供の3世代でゴルフをやるのが夢の一つになりました。

「育児休業を取得しようと思ったきっかけは何ですか。」

Kさんニュースで男性育休という言葉が聞こえるようになって、関心を持ち始めたのがきっかけです。

Sさん:僕は2つあります。1つが、妻が産休後すぐに復帰しなければいけないという状況で、必然的に僕も取得する必要が出てきたというのが大きなきっかけです。もう1つは、幸いのことで子供ができたので、だったら僕も積極的に育児に取り組んでみたいなと純粋に思いました。

「育休の期間はご自身で決められましたか。」

Kさん:僕は2023年の5月から翌年4月の11ヶ月、ほぼ1年取らせていただきました。この期間は上司と相談して決めました。最短1ヶ月くらいで戻るつもりだったのですが、せっかくだからフルで取ったらいいんじゃないかという後押しをしていただきました。
思った以上に育児も大変だったので、ちょっとお言葉に甘えて、最大限活用させていただきました。

また、僕のところは妻の実家が茨城で、僕も実家が大阪で両親の手を借りることが難しかったので、妻1人だけで育児をするというよりも、自分が近くにいた方がいいのではないかというのを2人で話した時に、「いてもらえるんだったら助かる」という声があったので、それならせっかくだし・・・ということで(育休を取得しました)。

Sさん:僕は今年の1月中旬から当初は3月末までの予定で、この期間は自分で決めました。
というのも、妻が佐賀で里帰り出産をしたのですが、 (出産後は)東京に戻り仕事を続けたいと言っていて、もちろん僕自身も仕事を続けたいと考えていました。
2人のキャリアを重要視したら子供を保育園に預けようということになり、一旦3月末までを育休期間として会社に申請をしました。

しかし、4月から保育園には入園できましたが、 どうしても1時間だけ通園する「慣らし保育」というのを行わなければいけませんでした。
妻がすでに職場復帰をしていたため、僕が育休期間を延長しなければいけなくて、それも含めてネクシィーズ・テクノ社の社長に相談させていただきました。
延長したいという旨を申し出たら、その場で快諾してもらったので結果、トータル3ヵ月取りました。

「男性育休を取得する際に、不安はありましたか。」

Kさん:1年のブランクもあったので、「復帰して本当に業務が、うまくできるのかな。」という思いがありましたが、周りの皆さんにフォローしていただいてうまくやっています。

もっちゃん:育児休業中にお仕事は気になりましたか。

Kさん:初めは社内SNSを見る習慣が続いていましたが、気づけば見る余裕もなくなっていました。

Sさん:僕自身は、僕が(会社の男性で)初めて育休を取るということに不安はなかったです。とりあえず精一杯やってみたいということだけでした。
もしかしたら本を読んだり、資格の勉強をしたり、色々できるかな?と勝手に思ってましたが、実際に(育児休業に)入ったらそれどころではなかったです。

仕事に関して言うと、育児休業前に抱えてる仕事があったので、全部それを引き継げるかというとやっぱり引き継げませんでした。最初のうちは育児休業中も相談が多かったです。

途中からは、「あとはこちらでやるので大丈夫です。」「もう心配しないでください。」とか、延長する時も、「全然大丈夫です!」と言ってくれるようになり、部下が成長してくれて、主体性や責任感を持ってやってくれるようになったということは、嬉しかったことの1つですね!

もっちゃん:育児休業を取得してさらに良かったと思えることがあったんですね!

Sさん:そうですね!育児休業をとって、今まで僕がいたからできなかったこと、やらなかったことを、僕がいなくなったことでできるようになったりとか。あと、社長がチームのメンバーを増やしてくださり、バックアップ体制が整った、というところも、彼らにとっても良かったですし、僕としてもよかったです。

「機会があれば、もう一度育休を取得したいと思いますか。」

Kさん:そうですね。機会があれば取得したいです。

Sさん僕もそこの面で言うと間違いなく申請します。そしたら今度は1年など、期間を長くして子供の成長を見てみたいなと思ってます。

もっちゃん:他の社員の方々に取得してほしい気持ちもありますか。

Kさん:そうですね
僕自身がそうだったんですが、育休中の過ごし方は育児というよりは妻のフォローだったように思います。
妻が育児に専念できるよう、妻のご飯を作ったり、掃除洗濯をしたり、育児以外の家事が僕の役割になりました。

家事が苦手な男性もいるとは思いますが、いい機会なので、思い切って経験してみるのもいいのでは?と伝えます。

Sさん:実際、給付金の支払いには時差があるので、それをリアルに考えると、 生活費や保育費も払う必要があるという実体験をある程度話した上でどう判断してもらうかだと思います。

そう考えた時に、テクノ社の役員として現実的な経済面について(育児休業を取ろうと考えている社員に)伝えた上で、僕はとても楽しかったし、もう一度取りたいという話はしようと思います。

現にこれから奥さんが出産して子供を迎え入れる部下もいるので、そういうことを伝えて、彼らがあとはどう判断するかなのかなと思います。

もっちゃん:補填はあるけれど、1ヵ月のお給料でやりくりされている方には自分たちでどう判断するかを決めてもらう必要があるということですね!

Sさん:そうですね。みんな真面目なので、育児休業を「仕事が休めるから」という理由で取る人はいないんですよ。子供と一緒に成長を見守りたいとかで取ろうと考えてる人が多いです。
そうすると、現実的な経済面とかはどうするのか、(賃金が)遅れてきた時はどうするのか、など、自分たちで判断してほしいところです。

「男性が育休を取りやすくなるためには、何が効果的だと思いますか。」

もっちゃん:男性が育休を取得できるというのは、ニュースでしか見たことないので、周りにあまりいなかったりするかと思うのですが、どうすれば育休を取る男性が増えるのか、ご経験された中でご意見があれば教えていただきたいです。

Kさん:そうですね、「これ」というものはないのですが、強いていうと、 自分が「こんな感じで育休を取ったよ」ということをいろんなところに伝えたり、話したりする場を増やすことが大切だと思います。

そもそも男性の育休に対して、会社や部署、同僚の理解やフォローなどはやはり必要かなと思うので、そこのやり取りやコミュニケーションはあればあるほどいいのかなと思います。

Sさん:僕もそうですね。取りやすくするためには、 実際にこうやって取った人がいるよと伝えることが1番重要だと思っています。

社員の中には言いづらいと思っている方もいると思います。
僕は「なんで育休取らないの」とか、「子供ができました」と社長に伝えたら「育休取るでしょ」と言っていただいたので(うちの会社は)育休が取りやすい環境にあると思います。

こういう風に経験した社員がいることを伝えるという部分で、 それに僕たちを使ってもらって構わないと思ってるので、それが(育休を取りやすくなる)1つなのかなと思います。
 他の会社がとか、テレビやニュースがじゃなくて、うちの会社がどうなんだということを見たら、踏み出しやすくなるんじゃないかと思いました。

「育児休業中はどのような1日を過ごされていましたか。」

Kさん:1年間あったので、その月齢に合わせてだいぶ違ったのが正直なところです。
1番きつかったのは、2、3か月ぐらいの時に3時間ごとにミルクをあげていて、当然夜中もミルクを欲しがって、ミルクあげた後に、あやして、寝させて。

その時に僕と妻と交代交代でやろうと決めていましたが、やっぱり泣き声が気になったりすると熟睡もできないので、へとへとになりながらやっていた時期は結構辛かったです。

Sさん:朝起きてからでいうと、子供が朝5時半とか 6時ぐらいからぐずつき始めて、それに合わせて1日が始まります。

起きたらミルクをあげて、オムツを変えて、一旦ミルク飲ませて、もう1回寝るんですよ。その後、30分ぐらい抱っこして、あやして、寝て、7時半に妻が出勤するので見送りし、洗濯をして・・・、そうこうしているうちに、朝あげたミルクからまた3時間経ってまたミルクあげて、掃除して・・・

また、子育て支援センターが近くにあったので行っていました。
ママさんたちがたくさんいるのですが、0歳から 6歳ぐらいまでの子が預けられるところに僕も男1人で行って、抱き方講座に参加したり、子供を置いて遊ばせたりするためにそこにほぼ毎日行ってました

なんか男の抱っこだと寝なくて、妻がやるとちゃんと横抱きできるのですが、僕が横抱きしたらエビ反りして、寝ないんですよ。

だから、もう結構ショックというか、メンタル的にきつくて。「どうやったら泣きやむの、(自分のことが)嫌いなの」とか(笑)
youtubeで抱き方講座を見て真似してみても寝なくて、 その子育て支援センターに毎日行って、抱き方を教わりました

でも、目的は疲れさせることだったので、疲れさせるために行って、遊ばせて体操に参加させたりしていました。

もっちゃん:Sさんが行かれていた子育て支援センターは他に男性の方はいらっしゃいましたか?

Sさん:全然いないです。平日はほぼ1人でした(笑)
土曜日にパパデーとかもあるんです。行くとやはり奥さんと一緒に来るという方が多かったですが、僕みたいに1人で来ている方は少なかったです。

「最後に、育休を検討している男性にメッセージをお願いします!」

Kさん男性育休を取るという選択肢を選ぶ男性が、会社や社会で増えてきています。しかし、全員が全員必要とは限らないので、部署の皆さんとかいろんな人と相談しながら決めていくといいのかなと思いました。

Sさん:育休期間は子供の成長を考えるとあっという間で、この期間を見られることはとても幸せなことだと思うので育休は取れるのであれば取った方がいいと思います。

育休を取ると決めたら、引き継ぎをして、仕事はある程度人に任せて、子供に集中できるように徹底する方がいいと思っています。 そうでないと、やはり妻と喧嘩したり、仲が良くなくなってしまうこともあるんですけど、なによりもその期間、子供は気づいたら大きくなってますからね。寝返りができるようになったとか、笑うようになってくれたとか、あっという間にどんどん成長しちゃうので。


また、育児休業中に自分はこういうのができないという、自分のマイナスなところを素直に人に相談したり、 打ち明けたりしました。相談して『どうしたいのか』ということを言えるようになるのも、僕が育休期間で改めて学びました。

SUSUMUさんとKYOHEIさん、もっちゃん、ご協力ありがとうございました!
今は育児休業から復帰されてバリバリ働いてらっしゃいます。
男性の育児休業についてリアルな声が聴ける貴重な時間で、インタビューもとても楽しそうでした!

お子様のお写真もとっても素敵でキュートです!
たくさんのお写真をありがとうございました!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回もご期待ください。


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