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2025年の株式市場スタートを前にNEXYZ.Group(4346)について改めてご紹介します

こんにちは!NEXYZ.GroupのIR担当です。いよいよ明日から2025年の国内株式市場がスタートします。このタイミングで「NEXYZ.Groupとはどんな会社なのか?」を、IR担当者の視点であらためてご紹介したいと思います。

サムネイル画像を見た時に投資家の方が気に留めてもらえるように、本日(24年12月26日)終値ベースの株価や配当利回り、PER、時価総額を記載してみました。どれか一つでも関心を引く数字があれば幸いです。


■どんな事業をやっている会社?

2024年9月期の決算発表にあわせて、11月に個人投資家向けIR説明会を開催しました。当日ご参加・ご視聴いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

さて、下の画像はそのとき実施したアンケート結果の一部です。なんと、当社の事業内容まで把握している方は全体の23.4%、つまり4人に1人にも満たないという状況…。正直、これはかなりヤバい数字です。
国内の上場企業は約4,000社もある中で、当社に注目してもらうには、まず「どんな会社で」「誰にどんな価値を提供しているのか」「どこが強みなのか」「これからどう成長していくのか」をきちんと伝える必要があります。今回この記事を投稿したのも、そんな課題意識が背景にあります。

24年11月実施 個人投資家向けIR説明会 参加者アンケートより

初期投資0円で企業や自治体の課題解決をしています

色々キャッチーな見出しを考えたのですが、これだけだとまだ抽象的ですね。具体的には当社の事業は大きく分けて以下の2つです。

  • 初期投資0円でLEDや業務用空調などの最新設備を販売(エンベデッド・ファイナンス事業「ネクシーズZERO」)

  • 初期費用0円で著名タレントの写真・動画が使えるプロモーションツールを提供(メディア・プロモーション事業「アクセルジャパン」)

なんだか統一感が無さそうですが、対象となるお客様は共通しており、設備投資や広告宣伝に十分な資金やリソースを割けない企業や自治体が中心です。これらのお客様にハード(設備)とソフト(プロモーション)を初期費用0円で提供する点が当社のコアコンセプトです。

ちなみにメディア・プロモーション事業は当社子会社でグロース上場企業のブランジスタ(6176)が運営しており、無料で読める電子雑誌の制作・発行やEC事業者支援のソリューション事業なども行っています。

足元の業績について

24年9月期通終了時点のNEXYZ.Group(4346)の概要は以下のとおりです。
・その他金融業
・スタンダード市場上場
・時価総額103億円(12/26時点)
・売上245億円(前年比+11.6%)
・営業利益11.9億円(前年比+55.2%)
・ROE28.9%

コロナ禍で赤字期がありましたが、22年の黒字化以降、2期連続で増収増益(増収は5期連続)を達成しています。
ご興味の沸いた方は、24年9月期 通期決算説明資料(こちら)をご確認いただけますと幸いです。

コロナ禍の赤字期から22年に黒字転換してから2期連続で増収増益を達成
売上高はエンベデッドファイナンス事業とメディア・プロモーション事業で8:2の割合

■エンベデッド・ファイナンス事業

LED照明・業務用空調設備・業務用冷蔵庫など、最新の省エネ設備を初期投資オール0円で導入できるサービス「ネクシーズZERO」を提供しています。

当社のサービスは、もともと「LEDレンタル」としてスタートしました。LED照明の導入を希望する事業者に対し、機器や光源、工事費を当社が負担し、初期投資0円で提供する仕組みです。白熱球や蛍光灯からLEDに切り替えると①電気代が安い、②長寿命、③夜に虫が集まりにくい、④熱を持ちにくい、と多くのメリットが受けられます。また、政府は2027年に蛍光灯の生産終了を予定し、2030年までに全照明のLED化を目標としているため、いずれ切り替えが必要ですが、機器自体が高額なことに加え、マンション共用部やオフィス、工場では工事が必要になる場合が多く、切り替えに1店舗につき数十万円~数百万円のイニシャルコストが掛かることが課題でした。
当社はこの費用を一時的に負担し、LEDへの切替えを支援しています。

導入後に月々のサービス料として費用を回収しますが、顧客はLEDに変えたことで電気代が大幅に削減するので、実質持ち出し0円でLEDへ切替えができる、しかも5年経過した時点で所有権が譲渡されてお客様の資産になる点が大きな反響を呼びました。

下がった電気代でサービス料が収まり(中央図)6年目以降は更にコストダウン

ネクシーズZEROの強み:手元資金を温存して最新設備を導入

ネクシーズZEROはサービス開始以降、空調設備や厨房機器、キュービクル(変電設備)などの商品ラインナップを増やしてきました。共通して言えるのは「売上には直結しないけど、事業には絶対必要な設備」です。事業者としては、限られた資金の用途は売上に繋がる原材料や人件費、研究開発に優先したいと考えると思います。照明や空調、冷蔵庫みたいな設備も、お店やオフィスを運営する以上どうしても必要です。とはいえ、こういう設備にはなるべくお金も手間もかけたくないのが本音だと思います。ネクシーズZEROは手元の資金や融資枠をキープしながら、商品選定から導入工事の段取り、アフターケアまで一貫して対応できるので、こういうインフラ的な設備導入にぴったりのサービスです。
2022年9月期からは農業分野に進出し、高額な農業用ハウスやスマート農業設備の取り扱いを開始しました。スマート農業は農林水産省が普及に力を入れているため今後が楽しみな分野です。

金融機関とのパートナー提携が事業の成長を後押し

当社に「営業色の強い会社」という印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、実際には売上の約9割が紹介やインバウンドで成立しています。特に銀行や信用金庫、22年に提携したあいおいニッセイ同和損保の保険代理店とのパートナー提携が、ネクシーズZEROの成長を大きく後押ししました。
過去のデータを見ると金融機関紹介には以下の特長があります。

  1. 他と比較して1契約当たりの売上高が1.37倍

  2. 解約率が全体平均の半分以下

では、なぜ銀行や保険代理店が当社と提携するのか?なのですが、その理由は主に2つあります。
1つ目は、ネクシーズZEROは「電気代の削減」や「融資枠を使わない設備の新規導入やリプレイス」の提案ですので、融資先や取引先に対して経営改善につながるお得な情報として当社を紹介いただいています。
2つ目は、省エネ設備の導入による消費電力の削減が、サプライチェーンのCO₂排出量削減に寄与できる点です。

ネクシーズZEROは2024年9月までに事業を通じてLEDだけで累計200万tのCO₂の排出削減に貢献しています。これは人口換算で約20万人(東京都渋谷区の人口に相当)の年間CO₂排出量に相当します。
照明や空調などの設備は省エネ性で旧型モデルとの差別化を図る事が多いので、最新設備へのリプレイスそのものがCO₂削減に貢献できる訳ですね。
銀行や信用金庫とのパートナー提携は2024年12月時点で100社(店舗数7,800)を超え、保険代理店の提携数は638社まで増えています。

商品仕入のキャッシュはどうしているのか?

今までの説明だと「月々のサービス料の売上だけで商品の仕入れを賄えるのか?キャッシュが尽きる心配はないのか?」という疑問が出てくると思います。当社では大手金融機関と債権流動化契約を締結しており、商品の販売で発生した売掛債権を譲渡することで通常60回と長期に渡り分割で入金される売上を一括で受け取ることでキャッシュフローを安定化させています。
この点は関心を持たれる方も多く、少し前ですがnoteに記事を書いてくれている方がいたみたいです。

工場設備も初期投資0円で!ネクシーズZEROが新たな展開へ

25年9月期から本格的に工場向けの設備の取扱いを始めます
例えば産業機器や建設機器に圧縮した空気を供給するコンプレッサや、工場内のメンテナンスや搬送作業などで活躍するクレーンや自走式台車など、インフラ関連設備とは若干異なりますが、長年活躍できる設備ばかりですので、初期投資0円のネクシーズZEROを活用することで多くのお客様に導入していただき、労働環境の改善や作業効率アップに役立ててほしいです。

■メディア・プロモーション事業

メディア・プロモーション事業は3つの事業に分かれているのですが、今回は現在業績を牽引しているアクセルジャパンについてご紹介します。

アクセルジャパンは初期費用0円かつ月々定額でタレントを起用できる新しい広告モデルです。これにより多くの企業が、タレントの肖像を初期費用0円かつ月々定額で自社のプロモーションに利用できるようになります。これだけでも画期的であることが伝わるのではないでしょうか。
都内ではヒロミさんや岡田結実さんなどアクセルジャパンアンバサダーを起用した広告を見かける機会が最近増えてきていると思います。
私は地元が仙台なのですが、今年の正月に帰省した際に地元の電車内で上地雄輔さんの広告を見たときに「おおっ!」と思ったことが記憶にあります。

アクセルジャパンの強み:先駆者ならではの競合優位性

ブランジスタは、ウェブ媒体で芸能人の起用が難しかった2007年から、芸能人を起用した電子雑誌を制作・発行してきました。この豊富なキャスティングやクリエイティブの実績を基盤に生まれたのが、アクセルジャパンです。これらの実績は大きな強みであり、アクセルジャパンの競合優位性の高さのひとつになっています。電子雑誌には、これまでに日本を代表する330名以上の俳優が登場しています。

アクセルジャパンを提供する(株)ブランジスタエールの井上社長が、ビジネスモデルや強みを対談形式で説明する動画が公開されていますので、ぜひご覧になってください。

下の画像はブランジスタ社の24年9月期決算資料です。アクセルジャパンの該当セグメントであるプロモーション支援事業は、セグメント利益が前年比で78.4%の増益、利益率も5.2pt増の39.4%を達成しています。現在は、まだアクセルジャパンをご存知ない企業に積極的にご提案をする取り組みを全国に広げている為、今後は日本各地でアクセルジャパンアンバサダーの広告を目にする機会が増えてくると思います。

■グループ連結は25年9月期も増収増益予想

これまでの説明の通り、2事業ともに好調なため今期の業績も増収増益を達成する予想です。そして配当金は年間20円の予想です(12月26日終値ベースで配当利回り○%)。

今期の大きな成長ドライバは以下のとおりです。

エンベデッド・ファイナンス事業は
・金融機関紹介案件の増加
・工場用設備の取扱いを本格開始
メディア・プロモーション事業は
・アクセルジャパンをご提案をする取り組みを全国展開

■おわりに

約4,800文字の長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が一人でも多くの方に目に触れ、スタンダード市場の中にNEXYZ.Groupという企業があり、3期連続の増収増益に向けて日々邁進している事を知ってもらえると大変うれしく思います。
繰り返しとなりますが当社のコアコンセプトは「0」です。誰にとってもあったら嬉しい、でも高額な資金が必要な最新設備や著名タレント広告を、できるだけ負担のない導入機会を提供することで広く普及させることが当社の使命です。
もし当社にご興味をもっていただけましたら、ぜひ決算資料や動画などもチェックしていたけると幸いです。IRに関するご連絡はフォーム(こちら)までお願いします。


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